2020年8月20日公開
LEDフレキシブルライト一体押出成形
コンセプト
LEDフレキシブルライト(LEDテープライト)の製造工法としては、シリコーンまたはアクリル等の透明樹脂をチューブ状に押し出したものに、製品組み立て工程に於いて、LEDフレキシブル基板を挿入し、完成品とするのが一般的となっている。一方で基板挿入の工程が発生する為、製品のサイズ(長さ)対応に限界(最長4~5m程度まで)がある。当社で確立した一体押出成形工法ではLED基板とシリコーン樹脂同時押出を行う事で、製品サイズの長尺対応以外にも様々な効果が実現可能となりました。
一体押出設備イメージ
一体押出設備 (上) シリコーン押出成形部
(下) 加硫槽出口部
製品特長
 □  製品全長寸法 最大8M
LEDフレキシブル基板とシリコーン樹脂を同時押出成形する為、製品寸法最大8M(FLT-2)までの対応が可能となりました。長い距離を途切れなく照明出来るメリットの他、取付作業性の簡略化にも効果があります。(2020年 製造工法特許取得済)
 □  ムラの無い間接光
LEDフレキシブル基板はシリコーン樹脂チューブ内で固定されている為、LED光源の位置が一定となり、結果として間接光ムラの発生がおされられます。
 □  シリコーン 2色同時成形
同時押出には2種類のシリコーンを設定が可能です。発光面を乳白ドットレスに、非発光部は透過性のない白色で成形する事により、発光方向をコントロールすることが出来ます。
 □  OEMやカスタマイズ対応可能
国内自社工場内に一体押出成形設備を導入し、開発の段階から試作検討・OEM受託への臨機応変な対応に加え、量産時の品質管理まで一貫した対応が可能です。可視光LED製品だけでなく、新開発の蓄光機能搭載LEDフレキシブル(フレアラインPLC)や、開発中の紫外線LEDを使用した除菌・ウイルス不活性化LEDフレキシブルライト及び光触媒機能搭載LEDフレキシブルライトの開発にも幅広く活用しています。
 □ 除菌・ウイルス不活性化LEDフレキシブルライト


 ※除菌・ウイルス不活性化 LED照明開発プロジェクト
[ 除菌効果試験 ]

試験開始時

UV照射有り(24時間後)

UV照射無し(24時間後)
 □  強固な防水処理
製品本体の一体押出成形工法と端部のコンプレッション成形(シリコーン金型成形)工法の組み合わせにより、強固な防水処理が可能となりました。

防水コンプレッション成形部  成形装置 成形金型部

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